第41回 京都の巻 その11 
哲学の道を歩くなら、数々の神の使いに触れられる大豊神社に立ち寄るべし

 京都屈指の桜の名所と言えば「哲学の道」。見えない人にとっては、花より団子と言いたいところでしょうが、ここ哲学の道沿いに並ぶカフェやスイーツはムツボシくん世代に言わせれば異常なインバウンド価格!とても手が出せません。それでも、どうしても哲学の道で手を出してみたいというあなたにお薦めの場所を紹介します。こちら大豊神社です。

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哲学の道から大豊神社への分かれ道にある有名な桜


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桜満開の大豊神社の鳥居


 大豊神社は、元々は山岳信仰から始まったと言われ、そのご神体は背後の椿ヶ峰というお山。そのためでしょう。境内のあちこちに立派な椿が咲き誇り、あなたが手で愛でてくれるのを待っています。

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樹齢400年の大豊八重神楽という椿(花が鈴なり)


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夫婦の難儀を晴らしてくれる夫婦梛(めおとなぎ)の木と椿


 この他にも、白と紅が一輪の中で半分ずつに色づく「奇跡の一輪」と呼ばれる椿、本殿前には洛中一古い枝垂桜と向かい合う枝垂紅梅など手で花を愛でるポイントがいっぱいです。


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2月末本殿前の枝垂紅梅が見頃間近です


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4月初め本殿前の枝垂れ桜が満開です



この神社では本殿よりもむしろ境内にいくつもある末社にそれぞれの特色があって興味深いのです。

 さあて、手で愛でる大豊神社。実はここからが本番です!本殿・末社を問わず、境内には数々の動物像の狛犬があるのです。いわば、神の使いたちに手で直接ご挨拶ができるのであります。この季節、動物像たちは椿で飾られます。

 まずは本殿前には古くからの狛犬に加えて近年奉納された狛蛇。2025年は巳年、ここ大豊神社はブームになることでしょう。

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本殿には狛蛇、白蛇と黒蛇、左右でポーズも異なる



 特に有名なのが縁結びの大国社。こちらの狛鼠。左側の吽形狛鼠は長寿を表す水玉、右側の阿形狛鼠は学問を意味する巻物をそれぞれ抱いています。さわりどころですね。



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末社大国社の狛鼠、お口の中にはしっかりネズミの歯



 その他にも、火伏せの愛宕社の前の狛鳶(とび)。鬼門除けの日吉社の前の狛猿。商売繁昌の稲荷社前の狛狐を触ってみましょう。



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愛宕社の狛鳶と日吉社の狛猿(猿は扇子を持ってお団子を捧げ持つポーズ)



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稲荷社の狛狐(こちらも学問成就の巻物をくわえている)



 最後は良縁招福の石「福縁石」に触れてみましょう。触れながら願いをこめると良縁がやってくるかもです。


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福縁席に願いをかける



 最後に、哲学の道をぶらぶらしたい人のための、ムツボシくん監修の「哲学の道周辺図」の点図を作成しています。必用な人はメール連絡してください。

[参考サイト]
○大豊神社/京都 哲学の道 狛ねずみの社
 https://ootoyojinja.jp/



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