
| 第44回 京都の巻 その14 鞍馬寺、白杖一本観察日記(後半) 鞍馬寺の参拝はここから奥の院参道へと続きます。本殿金堂から西へ。奥の院参道入口をくぐり、上り石段を進むと右手脇、階段上に鐘楼があります。参拝者は自由に突くことができます。 ![]() 鞍馬山全体に響きます。精気の揺れも感じられるかも 奥の院参道に戻ると与謝野晶子・寛二人の歌碑が並びます。向かって右手の円い銅板がはめ込まれている方が晶子、その左側に立つのが寛のものです。 ![]() 晶子の歌碑をさわってみた。「なんとなく」風化した鞍馬石だった 続いて霊宝殿である。1階は鞍馬山自然科学博物苑展示室。1200年以上前から育まれてきた原生林の鞍馬山がわかる。2階の寺宝展観室には、儀式の道具類や源義経関連の寺宝。与謝野記念室がある。3階は仏像奉安室。国宝の毘沙門天象ほか、多くの有名な仏像をガラスケースなしに間近でみることができる。唯一さわって面白いのがここ3階の江戸期の木彫の虎です。 ![]() 木彫の虎くんの耳掃除をしてあげました ここから奥の院参道は、「義経息つぎの水」、「義経背比べ石」、兵法修行をした「木の根道」などの義経ゆかりの遺跡が続く道となります。こちらが背比べ石。義経(牛若丸)16歳で奥州に下る際、名残を惜しみ背比べをしたといわれる石です。130cmほどでしょうか、義経さん、噂通り小柄だったんですね。 ![]() 横に立てないので名代として白杖くんが背比べ さて、ここからが面白い木の根道中の木の根道。地面下すぐが固い岩盤がきているようで、地下に根を張れない杉の根が地表にクネクネ。けつまずくこと間違いなし。でも、白杖で探りながらの歩行はなぜか楽しいのでありました。 ![]() つまずくんだけど、なぜか安定感があった白杖単独歩行の木の根道 このまま下ると、大杉権現社。今は枯れて台風で倒れたのでしょうか、巨木が横たわっていました。樹齢約千年の杉の巨木は、「護法魔王尊影向(ようごう)の杉」として崇敬を集めていたようです。 ![]() 横たわる大杉に頭を下げる ![]() 台風で折れたのか巨大な株を発見!よじ登って観察 木の根だらけの地面から奥の院に向かう途中が僧正ガ谷。牛若丸(源義経)が鞍馬の天狗から兵法を学んだと伝わる場所です。そこを通り抜けるといよいよ奥の院の魔王殿。 ![]() 魔王殿の中で瞑想するのもよし なお、僧正ガ谷で牛若丸に兵法を授けたとされる鞍馬山の天狗は、鞍馬山の「護法魔王尊」の使者として働いているとされ、ここ奥の院に祀られる護法魔王尊こそが天狗の総帥なのです。見える人は「魔王尊像」で画像検索をしては?背には羽があったり、お鼻が高かったり、まるで天狗そのもののようです。 ![]() 西門まではあと600m弱。距離は短いけどまだまだ高低差が… ひたすら階段を降りていくと涼しげな貴船川の水音が大きく聞こえてきます。赤い奥の院橋を渡るとその先は貴船神社の前です。ここからはバスに乗って叡電・「貴船口」駅に向かいましょう。 鞍馬寺をめぐる白杖一本観察日記もここまでです。最後に、今回の行程がさわってわかる点図を作りましたので紹介します。この点図に興味のある人はメール連絡をくださいね。 ![]() 鞍馬駅から反時計回りに鞍馬山をめぐり貴船口駅に戻る行程がわかる indexに戻る |