3. 個々の点字データや点図データを編集し直して活用したい方

(1)活用したいデータを含む書名のリンクから点訳データをダウンロードします。データは ZIP 形式にて圧縮してあります。任意のフォルダに解凍してください。

(2)解凍後に現れた2つのフォルダのうち、フォルダ名の先頭に「BSE+EDL」もしくは「BSE」とあるフォルダ内のファイルを用います。

(3)すると、点字ファイルとしては、BSE ファイルが現れます。他に、点図が差し込まれる本の場合は、拡張子が EDL という点図ファイルも現れます。

(4)これらの個々のファイルを再編集することで、様々な活用法が出てきます。ただし、これらのデータを再編集し活用される範囲はあくまで個人的活用の範囲、または教育現場での教材作成の範囲、点訳サークルなどでの勉強会などの限定された範囲での利用に限らせていただきます。

(5)点図ファイル(EDL)のファイル名中、ファイル名の最も後ろにきている番号が、その点訳本を印刷したときに差し込まれるページ数を示しています。例えば、「7ABC025.edl」という点図ファイルの名前は、「7ABC.BES」または「7ABC.BSE」という点訳本の文字データの25ページに差し込まれる点図であることを意味しています。ここで言う「ページ数」とは、通常点字本の奇数ページ1行目右端に打たれるページ数のことです。エーデルや点字編集システムなどのソフトが管理している画面上のページ数とは異なりますのでご注意ください。

(6)個々のデータの活用法としては次のようなことが考えられます。
A. 「エーデル」というソフトを用いると点図の再編集が可能です。作成したい点図がある時、これらデータから類似した図をみつけて再編集することで効率的な作図ができます。
B. 「エーデル」を用いると、点図をまとめて墨点字印刷することが可能です。「ファイル」→「EDL の連続墨字印刷」を実行します。BSE+EDL」と付くフォルダを指定すると、その中にある点図がサムネール表示され、選択/非選択が自由な印刷リストに基づいて印刷ができます。
C. 「EBP」を用いると、エーデルブック内にある点図入りページのみを点字/墨字印刷することができます。起動後の設定画面にて、「図のあるページのみ印刷」にチェックをつけて印刷します。図が差し込まれるページにある文字と図が印刷されます。(上記Bの点図の連続印刷との違いは、Bの方法では、点図のみの印刷となり、そのページに含まれる文字データは印刷されませんが、このCの方法では、点図が挿入されるページ内の文字データも点図とともに印刷されます。)

1. 点字・点図を組み合わせた点字本印刷をしたい方
2. 点字・点図を組み合わせた墨訳印刷または墨点字印刷がしたい方